介護離職とは

介護離職とは、親などの家族や身内が要介護状態になり、
介護に専念するため仕事を辞めてしまうことをいいます。
介護離職者は働き盛りの40代〜50代の人が多い傾向にあり、
介護離職者数はここ10年間、年間約10万人弱で推移しています。

介護離職とは、親などの身内や家族が要介護状態になり、介護に専念するため仕事を辞めてしまうことをいいます。
介護離職者は、働き盛りの40代〜50代の人が多い傾向にあり、介護離職者数はここ10年間、年間約10万人弱で推移しています。

お知らせ /

Information

今、介護離職防止が必要な理由

Why It is Necessary

増え続けている介護離職者

総務省発表の「平成29年就業構造基本調査結果」によると、全国には約628万人の介護者がおり、そのうち約346万人が働きながら介護をしています。介護者の約6割が仕事をしながら介護をしているのが現実です。そして、介護離職者数は年間約10万人で推移しています。

介護離職の問題点は、介護を行う人に大きな負担がかかるだけでなく、その人が所属する企業にも大きなデメリットがあることです。

働き盛りの中核的人材の流出

介護理由の離職者は40~50代が多く、そのほとんどの人は企業の中核の人材となっています。この人たちは企業にとって重要な戦力だけでなく、若手にノウハウや戦力を伝える役割を担う人材でもあります。

働き盛り世代の離職者の穴を埋めるために新たな人材の採用が必要ですが、同様なスキルを持つ人材の確保は容易ではありません。さらに、募集時や採用時のコストや採用後の引き継ぎや研修など、多くの時間とコストが発生することにもなります。

介護離職防止のためにできること

少子高齢化が加速している中、今後、介護離職はますます身近な問題となってくると思われます。介護離職は本人にとっても負担が大きく、後悔するケースがほとんどです。これらの問題の解決には、企業と就労者が共に「仕事と介護の両立ができる環境作りができるか」が重要となってきます。

介護離職防止アドバイザー検定は、企業と就労者それぞれに焦点をあてた介護離職の防止や予防のための情報や知識を、企業・就労者のどちらにも学習いただけるように公式テキストにまとめました。
本検定の公式テキストは、制度内容に沿って【介護保険制度編】【両立支援制度編】の2冊に分かれています。

誰もが知っておきたい、仕事と介護の両立

Everyone Wants to Know

企業経営者や総務・人事担当者の方々に、そして全ての就労者の介護離職防止のために

親や身内の介護は突然訪れるものです。『そのとき』の準備をしている人は社内に何人いるでしょうか? また、従業員の『そのとき』の両立支援の体制作りへの取り組みはどうでしょう。
団塊の世代が75歳(後期高齢者)以上となる2025年問題、そして2030年には3人に1人が後期高齢者になると予想され、各企業における仕事と介護の両立支援への取り組みが急がれています。
本検定は、会社の両立支援制度導入のための「仕事と介護の両立支援」を学ぶことで、介護する従業員の介護離職の予防と防止に役立てていただけます。

介護職や士業の方など専門職の資格に、仕事と家庭の両立相談対応の付加価値をプラス

「2025年問題」「2030年問題」への対応が急務となっていますが、中小企業ではその取り組みは簡単なものではありません。介護休業や介護休暇などの仕事と介護の両立支援制度構築、介護保険制度利用の知識や労務管理、助成金申請等々、企業では様々な対応が必要です。今後、これらのことを介護職や士業など専門職の方々へ相談される企業が増えてくると予想されます。
本検定の資格取得で「仕事と介護の両立支援」導入や運用の相談やサポートを行える外部人材として、ケアマネジャー・社会保険労務士の方などの活動範囲を広げていただけます。

公式テキストは制度別で2種類

Two Official Texts

介護保険制度の仕組みを学び、突然訪れる介護に備える。

介護離職防止アドバイザー検定【介護保険制度編】

【介護保険制度編】は、家族の介護を理由に離職してしまうことの予防や防止を目的として、国の制度である「介護保険制度」の基本から実際のサービス利用まで学習できる、現役ケアマネジャーの監修を受けた公式テキストです。

B5版/全148ページ販売価格:2,970円(税込)

Amazonで購入する

介護離職防止のための「介護と仕事の両立支援」を学ぶ。

介護離職防止アドバイザー検定【両立支援制度編】

【両立支援制度編】は介護離職の予防や防止のための国制度を基に「介護と仕事の両立支援制度」を、経営者をはじめ管理職・人事担当者や従業員が学習できる、現役の社会保険労務士の監修を受けた公式テキストです。

B5版/全208ページ販売価格:3,410円(税込)

Amazonで購入する

認定資格もそれぞれ2種類

Two Types of Certification

認定試験は各テキストごとです

本検定の認定試験は、公式テキストの【介護保険制度編】【両立支援制度編】のそれぞれを受験いただき、合格された方には認定カードを交付させていただきます。両認定試験に合格されたの方には、両検定合格の証として、別途、新たな認定カードを交付させていただきます。

受験方法も2通り

受験方法も2通りあり、そのひとつはインターネット上での受験方法で、コンピュータやタブレットでの「E検定受験」ができます。また、インターネット上での学習もできるので、公式テキストと共にご利用できて学習効率のアップが期待できます。

二つ目は当協会が定期的に実施する会場での認定試験の受験です。年に2回程度の頻度で主に東京・大阪を中心に開催の予定で、事前に当サイトでの告知を行います。会場での認定試験の場合、受験前には試験対策の直前講習も開催していますので、別途お申し込み(別途講習料が必要)いただければ受講いただけます。

※2023年1月時点では、介護離職防止アドバイザー検定【両立支援制度編】公式テキストは発刊されておりません。発刊の準備が整い次第、当サイトにて発刊日を告知いたします。ご迷惑をおかけしますが、今しばらくお待ちください。

E検定・eラーニングシステム

E-test & e-learning system

いつでも、どこでも学習や受験が可能です

公式テキストの学習と合わせて、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを利用してテスト形式の学習ができます。インターネット経由での学習なので、時間や場所の制約を受けずご利用が可能です。

職場や自宅など学習場所を選ばず、自分の生活スタイルに合わせて、好きな場所で好きな時間に自由に学習が進められます。

「時間がない」「決められた日に受験できない」「試験会場へ行けない」など、さまざまな理由で受験の機会を逃さない効率的な学習と資格取得をサポートできるシステムです。

効率的な学習体制の構築をサポートできます

介護離職防止アドバイザー検定は、企業や団体などの従業員の方の介護離職防止に必要な知識・情報などが学習の主な目的です。経営者や管理職、人事担当者を含めた就労者の多くの方がそれぞれの立場で学習することが大切です。

本システムを利用することで、組織の多くの方が介護離職防止のための共通の認識を持つことができ、仕事と介護の両立のための職場の雰囲気作りや制度設計などに役立つツールとなります。